大体ワーホリが周る先は決まっているので、シドニーでは、ケアンズで出会った人たちで今はシドニーに住んでいる人たちと再会したりなどして、シドニーを観光したり、飲みに行ったりしていた。
あと、シドニーには本屋の紀伊国屋があるので(南半球一大きい本屋だそうです)日本の本を買いに行ったり、旅行会社のクラシファイド掲示板に仕事情報をチェックしに行ったりしていたら結構日々があっと言う間に過ぎて行く。
そうしながらも、自分はオーストラリアに留まりたいか、アジアに行きたいか考えていた。
ある日、ニュースを見ていたら
「ビッグニュースですよ。なんと『ライオンキング』がオーストラリアにやって来ます
」
と言っていた。
当時、2003年。
……今頃なのか
ミュージカルには全く興味はないのだけど、遅過ぎじゃね?
そう言えば、ある夜はテレビで映画の批評番組をやっていて、メガネを掛けたりしていかにも
「私文化人です」風な人たちが集まって映画についてあーでもないこーでもないと言い合っていたのだが…語り合ってる映画は…
ハリウッド超大作。
いや、ハリウッド超大作が悪いと言うんじゃないんだけど、文化人気取って語り合う様なもんじゃないでしょ〜
やっぱりここは世界のハズレ。
この国で行きたかったところはほとんど行ってしまった。
あと自分にとってこの国に何が残っている?
ここの半額以下で放浪できるアジア行きを延ばして残る価値はあるか?
唯一の心残りは英語。もっともっとバリバリになりたい気持ちもあるのだけど…
でも、アジアの安い国で語学学校に行くと言う手もあるじゃないか?
…アジアに行こう
アジアが呼んでるぅ〜
と言う訳でオーストラリアを去る事にしたのである。
<追想>
語学に関しては、実際オーストラリアより東南アジアでの方が実になった感があります。
ただでさえネイティブの英語は難易度が高いのに、独特のオージー英語はかなり難しいものがありましたが、東南アジアで出会う現地の人やヨーロッパからの旅行者など、ノンネイティブ同士での英語のやり取りは、ノンネイティブとしての私の英語を上達させるのに大そう役立ったのでした